都市ガスとオール電化を知ろう
都市ガスとは
東海地方では、東邦ガス株式会社や中部ガス株式会社などの事業者が取り扱う都市ガス。軒下などに置かれたガスボンベから供給される「LPガス」に対して、「都市ガス」は道路の下のガス導管を通じて供給されます。 また「LPガス」の成分がブタン、プロパンなどを主成分に持つ液化石油ガスに対し、「都市ガス」はメタンを主な成分に持つ天然ガスと、成分も違います。
またLPガスは、体積あたりの総発熱量が天然ガスに比べて約2倍と非常に高く、環境によいことと併せハイパワーで高品質なガス体エネルギーなのです。
LPガスと都市ガスの違い
LPガス | 都市ガス | |
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成分 | プロパン、ブタンなどを主成分に持つ液化石油ガス | メタンを主な成分に持つ天然ガス |
供給方法 | 個別供給 ガス容器に充填したLPガスを、各お客さま宅にお届けする方法です。 | 配管による集団供給 ガスの供給設備から地中に設置したパイプラインを通り各お客様宅にお届けする方法です。一戸単位での安全確認・復帰可能 |
安全確認 | 一戸単位での安全確認・復帰可能 | 数百戸・数千戸単位での安全確認が必要 |
都市ガスは種類によって専用の器具が必要
「都市ガス」は原料や製造方法、発熱量の違いによって、7つのグループに分けられ、供給されるガスに適した器具を用意しなくてはいけません。このため、引っ越しのタイミングで供給されるガスの種類が変わった場合は、器具の調整や買替を行う必要があります。
ガスグループ | 標準発熱量(lcal/m3) | |
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13A | 10000~15000 | 東京ガス・大阪ガス・東邦ガスなど全国の都市ガス会社の多くが使用 |
12A | 9070~11000 | 首都圏では総武ガス・大喜多ガスなど千葉県の一部などで使用 |
6A | 5800~7000 | 地方の中小都市ガス会社が使っていたが、13Aへの転換が進みほとんど使われなくなっている |
5C L1 L2 | 4500~5000 | |
L3 | 3600~4500 | |
LPガス | 24000 | 全国の供給会社 |
都市ガスは認可料金、LPガスは自由料金
「都市ガス」と「LPガス」は料金区分も異なります。
「都市ガス」の料金は、総務省統計局が公表する消費者物価指数の分類として、価格を国会や政府が決定する認可料金となり、事業者が勝手に料金を設定する事はできません。
一方「LPガス」は自由料金となり、販売店の裁量にまかされています。その為、使用量によっては、お値打ちな価格で供給されている可能性があります。
導入時の費用の支払い方法も違いが
「都市ガス」にしても「LPガス」にしても、ガス管や料金メーターなどの機器の整備が必要です。こうした周辺機器の設置費用はどちらも利用者の方の負担になります。
「都市ガス」の場合は、利用開始時に設備費用として一括で請求されますので、初期費用が「LPガス」と比べ多くかかります。
「LPガス」の場合は、毎月の基本料金に設備の利用料が含まれています。
オール電化とは
「「オール電化」という呼び名で知られているオール電化住宅。中部電力のテレビCMなどでおなじみですね。オール電化住宅とは、調理・空調・電気・給湯などの熱源を全て電気でまかなっている住宅のことをいいます。
オール電化住宅の特徴
キッチンの設備
ガスではなく、電気を使って調理をするIHクッキングヒーターが使われています。
給湯
ガスでお湯を沸かすのではなく、安い深夜電力を使って夜の間にお湯を沸かし、日中に使えるように沸かしたお湯を溜めておく機器、「エコキュート」や「電気温水器」という温水器が使われています。
暖房
ガス・灯油の暖房ではなく、エコキュートの熱を利用した「床暖房」や、安い深夜電力で夜の間に熱をためておき、その熱を日中に利用する「蓄熱ヒーター」という暖房機が使われています。
経済的か?使いやすいか?は慎重に判断
オール電化住宅は、光熱費の基本料金を一本化し、安い深夜料金を利用して熱を作ることができるため、「お得」「経済的」と言われています。
しかしオール電化を導入した後、例えばコンロを使ってみて「料理の仕方が変わった」「熱量が弱い」などの意見や、「実際火が見えないのが不安」などお年寄りのお声があがっているのも事実です。
電力自由化が始まり、お得に生活が出来る経済性はもちろん、この先ずっと使っていく使用勝手もしっかり考え、ご家族皆さんで慎重に判断したいところですね。